【雅】十二単 カップ&ソーサー
品番:TMM002
商品説明
十二単の優美さを湛える、色彩の器。
世界的建築家・高松伸が描いた造形思想を、有田焼の技によって器へと昇華しました。
真白な磁器に流れるように描かれた彩りは、平安の装束「十二単」を想わせる気品あるデザイン。
独創的なフォルムに鮮やかなラインを重ねることで、衣の襟が折り重なるような造形と雅やかな美意識が響き合います。
持ち手部分には一点一点、手塗りで彩色を施し、特別な存在感を宿しました。
サイズ・商品詳細
サイズ: カップ W112×D70×H61mm ソーサー W140×H9mm C/S φ140×H69mm
生産国:日本
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【洛】雅
世界的建築家・高松伸 × TALK LIVINGのコラボレーション。
20年来の親交を持つトークリビングのオーナー梶原と建築家・高松伸。
初めての取り組みは約12年前、トークリビングにおいて発表された高松氏デザインの家具シリーズ。
そして時を経て、第2弾となるプロジェクトのテーマは「器」です。
本プロダクトの特徴である、美しい曲線を有すフォルムは、従来の土では焼成時、高温に耐えられず形が崩れてしまうという課題がありました。
理想のかたちを実現できる素材を求め続け、辿り着いた答えが有田の磁器です。
そして、幾度もの試作を重ね、造形が完成しました。
十二単
十二単の彩りを継ぐ、日本の美意識を宿した意匠
平安の装束「十二単」に着想を得た彩色は、幾重にも重なる色の調べを現代に映し出したもの。
伝統とモダンが響き合う表現となっています。
衣の襟のように重なる、静かな雅
色彩が施された部分はわずかに凹み、陰影を伴って曲線に沿いながら流れ落ちます。
その姿は、衣の襟が折り重なり奥行きを生むかのよう。
彩色と造形が交わる意匠の持ち手
独創的な構造の持ち手に、職人の手による彩色を重ねることで、機能と造形美が調和する特別な意匠が生まれました。
指先を添えたとき、その曲線は所作をも優雅に引き立て、日常に洗練された余韻を添えます。
洛 ラインナップ
Artist Collaboration
建築家
高松 伸 / Shin Takamatsu
「国立劇場おきなわ」「天津博物館」「植田正治写真美術館」など数多くの公共建築手がける日本を代表する建築家。その独自の建築論と造形美学に基づいた作品は高く評価され、現在も第一線で活躍を続けている。
京の「エーテル」
かつてアリストテレスは、この世には我々が知覚し得るところの「地」「水」「火」「風」の四元素が存在するものの、それら以外に我々の感覚ではとらえることが不可能な第五の元素が存在し、それが世界に遍く満ちることによって世界を世界たらしめていると確信した。そして彼はそれを「エーテル」と命名した。
少なくとも応仁の乱以降このみやこで家系を紡がなければ決して「京都人」とは認めていただけないものの、それでもこの地に住んで50年以上。ということで多少の物言いを大目に見ていただくならば、京都には確実にかの「エーテル」が存在し、他でもないそれが京都を京都たらしめていると断言できる。それを「雅」とか「艶」とか「華」とは決して呼ばないでおこう。
ともあれ「洛」は、その京都の第五元素に「器」を通じて触れなんとする私なりの作法である。
高松 伸