土鍋や陶器はきちんとはじめのお手入れをしてあげることで、長持ちさせることができます。実は知らない人も多い目止めのやり方や日常的な扱い方を学ぶことは、大切なうつわをより身近に感じることにつながります。知っておきたい基本的なお手入れ方法についてご紹介していきます。
【使う前の手入れ】
■目止め
うつわの目止めには、米のとぎ汁か小麦粉を水に溶かしたものを使います。うつわが入る大きさのお鍋などに、米のとぎ汁とうつわを入れて、沸騰させます。沸騰したら、火をとめてうつわを入れたそのままの状態で冷まします。お米のとぎ汁が冷めたら、うつわを取り出して、丁寧に洗ってぬめりを落とします。その後、よく乾かします。
この工程を入れることで、より綺麗なままで使い続けることができます。
■使う時の注意点
電子レンジは、磁器や半磁器は使えるものが多く、陶器の中でも使えるものもあります。ですが、陶器は吸水性が高いため、水分の多いものを温めると、素地を傷める原因になることもあります。大切な陶器は電子レンジにかけないようにしておくと安心ですね。
陶器は、吸水性が高いため、においの強いお料理や色の濃い食材を、長い時間、入れっぱなしにしないように気を付けましょう。においや色がうつわにうつってしまいます。陶器は使い終わったらすぐに洗うよう心がけましょう。
ちょっとした心配りで、お気に入りの陶器や土鍋は長く使うことができるようになります。わたしたちの食卓を味わい深く演出してくれるうつわたちを丁寧に扱うことで、毎日のお料理もより楽しくなります。
ぜひ試してみてください。